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各国の外国人に対する移民政策

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【各国の外国人に対する移民政策】

 

日本

シンガポール

カナダ

社会保障

医療制度

あり

永住権保持者にはあり

年金制度

あり

永住権保持者にはあり

OAS年金

労働

27種類在留資格

3種類就労ビザ

2種類就労ビザ

教育

・日本語指導を行う教員の配置

幅広い主体

 連携

・滞在資格で学費が異なる

・現地校での母国語免除は学校による

各州で独自の

指導要綱

・共通の教科書 なし

ESL教育



今回のブログでは、

 

世界各国移民政策徹底比較

 

を行います。

 

今年4月に特定技能制度がはじまり、今まで以上に移民が増えると予想される日本。

 

彼らは一体どのような制度のもと日本へ渡り、生活するのでしょうか。

 

また、移民大国と言われている他の国では、どのような制度・サポートがあるのでしょうか。

 

今回は数ある国々の中でも移民の多い国として有名な、シンガポールカナダと共に、移民政策を徹底比較していきます。

 

なお、日本政府は原則として移民政策を行わないとしていますが、本ブログでは、移民を移住の理由や法的地位に関係なく、定住国を変更した人々のことと定義し、彼らへのサポートについてお伝えします。




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〜今回のトピック〜

 

1.社会制度

 

2.労働面での制度

 

3.教育のサポート

 

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1.社会制度

 

まずは、医療制度年金制度などの社会保障制度の比較です。




日本では適法滞在者に対しては、健康保険・国民健康保険などの医療制度も、厚生年金・国民年金などの年金制度もあります。      

 

ただし、不法滞在者に対してはどちらの制度もありません

また、すべての外国人に生活保護受給権はありません

 

堤 健造『総合調査「人口減少社会の外国人問題」』より

http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_999336_po_20080110.pdf?contentNo=10




シンガポールでは移民に対して医療制度・年金制度はともにありません

 

年金制度の加入対象者は、シンガポール国籍または永住権を有する者のみです。

 

厚生労働省『東南アジア地域にみる厚生労働施策の概要と最近の動向(シンガポール)』より

https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kaigai/17/dl/t5-10.pdf





カナダでは医療制度・年金制度ともに、日本やシンガポールよりは充実しています。

 

医療制度に関しては、

永住権資格を持つ者はカナダ国籍を持つ者と同じ保障(コアとされる医療については患者の負担が一切無い)メディカルケア(←消します)を受けることができます。

移民には、3ヶ月間の待機時間が設定されていて、

留学生は州によっては加入できない可能性もあります。

 

OAS年金というカナダの年金制度では、年金の給付水準は、18歳以上にカナダに居住していた期間によって決まります。

厚生労働省『北米地域にみる厚生労働施策の概要と最近の動向(カナダ)』より

https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kaigai/16/dl/t2-02.pdf





2.労働面での制度

 

次は、労働についてです。




日本では27種類の労働に関する在留資格を設定しています。

 

大別するとこんなかんじです。

 

・高度専門職ビザ

・就業ビザ

・一般ビザ

・特定ビザ

・起業ビザ

・外交ビザ

・公用ビザ




出入国在留管理庁ホームページより

http://www.immi-moj.go.jp/tetuduki/kanri/qaq5.html

 

外務省ホームページより

https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/visa/chouki/index.html



シンガポールには、3種類就労ビザがあります。

 

・雇用許可

・Sパス

・労働許可

 

どの就労ビザを持っているかで、家族帯同や家族も就労できるかどうかが変化します。

 

自治体国際化協会シンガポールの民族融和・多文化共生政策について』より

http://www.clair.or.jp/j/forum/pub/docs/423.pdf







カナダには、2種類就労ビザがあります。

 

・Temporary Work Visas(=一時的なビザ)

・Permanent or Immigrant Work Visas(=永久または移民ビザ)



Temporary Work Visasは、6ヶ月未満の労働をする者が、Permanent or Immigrant Work Visasは、カナダで定職を見つけて移住する者が取得する必要があります。

 

経済移民に注目しており、母国と比べてよりよい経済活動を求める移民を受け入れ、積極的に定住を促しています。これは、一般的な受け入れにとどまる日本との大きな違いです。

カナダ政府ホームページより

https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/work-canada/permit.html

 

NHKホームページより

https://www.nhk.or.jp/d-navi/izon/column/190524.html






3.教育のサポート

 

最後に、教育のサポートについてです。




日本では学校で外国人支援担当教員を配置したり、日本語教育の専門的な知識や子ども支援の経験が豊富なNPOボランティアなど外部人材の導入が行われています。

 

しかし、日本語教育や外国人向けの教科指導についての体系的な知識やスキルを学んでいない教員がほとんどのため人材不足であったり、外部人材の導入は限定的になってしまうといった問題を抱えています。

 

『外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策』より

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/gaikokujinzai/kaigi/dai3/siryou3-2.pdf



シンガポールでは、シンガポール国民・永住権保持者・帯同査証保持者など、持っている滞在資格で学費が異なります

 

また、現地校の場合の母国語(中国語・マレー語・タミール語)の免除はケースバイケースです。

外務省ホームページより

https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/world_school/01asia/infoC10400.html




カナダでは各州で独自の指導要綱があり、授業内容は各先生の判断で決められています。共通の教科書はありません。

 

ESL教育の言語目標は、リスニング読み発音話す書き文法語彙の順に優先順位が定められています。

 

ESL教育とは?

学習者が社会に適応することを目標として、広く社会で適応できるような英語技能の獲得を目指す教育方法です。

ESL教育に関しては、こちらのブログにも書いてあるので参考にしてみてください。

https://nest-aiesec.hatenablog.com/entry/2019/03/21/215727

 

小沼清香『カナダにおけるESL教育の特質』

http://repo.kyoto-wu.ac.jp/dspace/bitstream/11173/199/1/0090_007_002.pdf




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いかがでしたか?



今回のブログでは、

日本シンガポールカナダ

 

1.社会制度

 

2.労働面での制度

 

3.教育のサポート

 

についてお伝えしました。

 

一口に移民政策と言っても、各国で様々な制度やサポートがあることがわかったと思います。




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